念願のレセプト業務開始〜医療事務の魅力とは【ニチイ学館で医療事務】

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念願のレセプト業務開始〜医療事務の魅力とは〜

レセプト業務

 

私立総合病院を半年勤めた後、ニチイ側の都合で、私が希望していたレセプトのできる県立病院の外来係に移動になりました。

 

レセプトは毎月10日に社保と、国保に提出するまでが正念場です。
それぞれの病院や医院で提出までの経緯は違うと思いますが、私が勤めた病院は、まず毎月20日前後に中締めをします。
その月の1日から20日までに受診した患者さんの仮レセプトを出し点検します。
保険者に提出した際、査定されて返戻されないようにまずは事務サイドで、事務的なミスがないかどうか、更に患者様が受けた診療行為と病名があっているか確認します。
もし、病名が抜けていれば、医師に入力依頼をだします。

 

そして、月末の外来終了後、その月の全部の患者様のレセプトを出して翌日から総点検に入ります。
何千枚とある紙のレセプトを2日くらいで点検をします。
そして、できるだけ早く医師に全部のレセプトの点検を依頼します。
ですが、医師は多忙ですので、レセプトがなかなか戻ってこなくて、いつも大変でした。

 

そして、コンピューターで出ている総件数、総点数、総額が全部一致しているか確認。
一発で一致することは珍しく、合わない点数に対して必死にみんなで原因を探すのが常でした。この時期の残業はあたりまえでした。

 

さらに2年に1度の診療報酬算定基準の改定のために、パソコンの算定設定を変更する作業があります。
ちょうどその時期に、病院の電子カルテ導入に伴うシステムの変更も重なり、朝9時から出勤し、翌日午前2時過ぎまで勤務。
そして帰宅。
また9時には出勤するという激務を半年以上こなしました。
5年間、県立病院に勤務した私でしたが、あまりの激務にニチイ側の対応の悪さに憤りを感じ、病院に支障が出ない時期まで我慢して退職を願い出ました。
ニチイ学館は経験を積むのにはとてもいいと思うので、大いに利用するべきだと思いますが、ある程度の力がついたら、自分で違う道を探すのも良いと思います

 

ちなみに、私のその後ですが、ニチイ学館の退職を聞きつけた診療部長が、自分の個人的な研究の秘書として雇用してくれたのです。
その医師のもとで出産するまで医療秘書として仕事をすることができました。

 

医療事務は医療界の中では決して給与は高くはありません。

 

でも、自分のライフステージに合わせて、色々と働き方を変化させることが出来る、魅力的な職種だと思います。
そこで積み重ねた経験は職場を変えても、自分のスキルとして役立つと思います。

 

私も育児が少し落ち着いたら、またメディカルクラークの資格を使って、病院に復帰したいと思っています。

 

 

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